ワーカーズコレクティブとも編
やさしい時間(とき)
−あるグループホームの暮し−

　入所者や働く人々の笑顔があふれる本書は、あるグループホームの写真集です。
　同グループホームは、真の福祉の実践をめざして運営されており、この写真集は、関係者にとっての記念の本であるとともに、理念・資料等も紹介されており、よりよい施設のあり方を求める同グループホームの実践記録ともなっています。
　高齢者福祉のあり方を具体的に示すものとしても福祉に関わる人々に広く読まれたい一冊。

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敷村良子
女は野となれ山となれ

　『がんばっていきまっしょい』の作者敷村良子の2冊目のエッセイ集。『こまち』創刊直後から4年間連載されたエッセイを収録。
　ときに辛口、そして軽快な文章で現代を生き抜く女性にエールを贈る。松山、新潟、アメリカ、ヨーロッパとさまざまなロケーションから綴られている。日常生活のふとした発見やアメリカ滞在時におこった同時多発テロなど幅広いテーマで語られる。

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中林重祐
命ってあったかい
要介助三人の家族がいただいた愛と元気

　障害のある三人の家族を独りで介護する作者の言葉に私は何度も立ちすくんだ。平明な言葉の奥に慟哭が呼吸している。足の裏から心をゆさぶられる。慟哭は深く沈み“いただいた愛と元気”という感謝の言葉になる。
　家庭内の介護を通して命を語り、その命のあったかさが真の平和であるということを私たちの心に訴えてくる。　　(米倉斉加年)

　二人の障害児と認知症となった妻との暮らしで得た「多くの愛と勇気、感動」を伝えたいとまとめられたエッセイ集。福祉・教育・平和など多岐にわたるテーマで「愛」を綴る。

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今治明徳高等学校矢田分校平和学習実行委員会　編
米軍資料から読み解く
愛媛の空襲

　今治空襲で大きな被害を受けた母校の前身、今治明徳高等女学校の戦災記録発掘を皮切りに次々と深まり広がっていった高校生たちの平和学習教育が、かつて例を見ない詳細さで愛媛全体の空襲をつまびらかにした。
　三年間の聞き取り調査の蓄積をもとに、米国立公文書館より持ち帰った米軍の対日作戦資料を検証して、日米両面からの空襲の実態に迫る。

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斧　文雄
パレルモの電飾

　神を信じない者にも、死後の世界に魂は存在するのか−。死とは何か、親しい者の突然の死に死後の魂の在処を考える表題作他、老年期の生活や心身の変化を丁寧に見つめた小説集。

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東　玲治
続・記者物語

ジャーナリズムは権力と向き合ったときにその真価を問われる
　地元誌『政経ジャーナル』を舞台に絵画疑惑や光センサー選果機不正入札事件等々をスクープ、愛媛県政の内幕を伝えその核心に迫った一人のジャーナリストの軌跡。

甲山事件・取材拒否問題などを鋭く抉った前作『記者物語』も増刷発売中

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木下博民
信念一路
丸山　清(市立宇和島商業学校校長)の生涯

　商業こそ平和の礎、また、辺地における商業は個性豊かな創意あるものでなければならない――。　そうした信念のもと、商業教育に生涯を捧げた、市立宇和島商業学校校長丸島清。
　第二次世界大戦をはさんだ20世紀前半、宇和島の商業とは、その教育とは、そして教師と生徒たちの生きざまとはどのようなものであったか――
　第1部の丸島清伝に、第2部では波瀾の時代に翻弄されつつも充実していった市立宇和島商業学校の姿を重ねながら、それにたずさわった人々の個性のある歴史をたどる。

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坪内稔典
大事に小事

　私は四国の佐田岬半島で育った。半島の中ほどのその村の日々が私の感受性や考え方の原型を形成した。
　このエッセー集は、村を離れた私が、私自身の原型を確かめようとしたものである。

俳人坪内稔典の俳味豊かなエッセー集

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早坂　暁
へんろ曼荼羅

　ふるさとのこと、猫のこと、戦争の傷跡、広島の記憶、豊かな着想の源、そして、華やかな映像作品の舞台裏等々―。
　大病より生還してますます自由闊達な精神（こころ）で綴る人生の遍路。

「花へんろ」「夢千代日記」の作者・早坂暁の軽妙洒脱なエッセイ集

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大本敬久
民俗の知恵
愛媛八幡浜民俗誌

　民俗の宝庫・八幡浜地方、そこで学ぶ伝承文化の知恵。
　亥の子・柱祭り・神楽・鹿踊等々の祭事から何気ない習慣・風俗まで、八幡浜をフィールドに、そこで伝承されてきた様々な文化の見聞を出発点として、その歴史性、地域性、社会性を考える。

愛媛民俗叢書　第1弾　

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